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2008年07月21日

ROCK‘N ROLL NIGHT~2008,7,19~



俺、マジで思いますけどね、いいおっちゃんたちが集まって「おい、バンドやろうぜ、昔みたいによ・・・」見たいな事を話し合い、忙しい仕事の合間を縫い、子供の部活動に付き合い、奥さんのきげんをとり・・・いや、とりきれず・・・「あんた!ええかげんにしとけ!ギター、サンタの倉庫に叩き売るぞ!」と言われても・・・・金属バットでどずかれようと・・・知らぬまに生命保険がかけられようと・・・・バンド練習を重ね、ライブを行うってさあ、ちょっと泣けてこない?どお?

上の画像ってさ、リハの途中で、出演者に並んでもらって、撮ったものだけど、自分で撮っといてこんな事言うのもあれなんですが『すごくいい絵』だと思うよ。
人生の長さ、重みみたいなのがにじみでててさ、彼らの20年前、30年前を思い浮かべてみると、ひとつの定義にたどり着く。
人は老い、疲れ、それでも生きる・・・生き恥をさらしながらでも生きる」って定義。
そんな状況下の中でも、「ROCK‘N ROLL」する美しさ・・・。
美しさというのは、若いお姉ちゃんを中心にした言葉なのだろうけど、この、こきたなさの中にも美しさが存在することを感じた夜でした。


Cruisin・・・2月以来の?かな、ギターは昔からの知り合い、ドラムは同級生。がんばってほしいよ。




チャロル・・・ここはドラム&ボーカルがタメ。ちなみに、16歳の俺にタバコを教えたのはドラムです。あっ、そのこと話すの忘れた。




我が同士よ、行けるとこまで行きましょう。
そして、死ぬ時は、じたばたせず、「コロッ」といきましょう。

俺たちもそろそろ、「老後」とか「血圧」とか「死」とかのテーマで酒飲みましょう。
「女」「バイク」「喧嘩」のテーマじゃなくね・・・。


NEXTLIVE

BYナリハラ


  
Posted by PSPスタッフ at 05:32Comments(0)

2008年07月17日

矢沢永吉論


いつか、彼について、書こう書こうと思い、ちょうど次のライブが「ロックンロールナイト」と言うことで、今書いときます。
夏だしね・・・関係ねえか・・・・。

矢沢えいちゃん・・・もう、大御所中の大御所だよな。
もうじき60歳なんて、考えられないくらいのバイタリティー、エネルギー、前向きさ、声のハリ、ステージングの切れ・・・。
もう、CDセールスどうのこうの、観客動員数がどうのこうの、言う以前の存在感、ロックの矢沢というポジションは不動である。

えいちゃんってさ、評価が分かれるんだよな。
つまり大好きって人と、「え~いいと思わない」って人とさ。
大好きって人、つまりえいちゃん風に言うと「ヤザワファミリー」の人達って、基本男やね
つまり、昔、悪さの一つや二つや三つや四つ・・・やりましたよ!ヨロシク・・・的な男が、えいちゃんを支えていると思う。
へたに怒らせると、「なんじゃおめ~」って、胸ぐらつかんできそうな奴ら。
でも、普段は、みんないい顔してる。
仲間とつるみ、山ほどビールを飲み、大声で笑い、言いたいことは包み隠さず言い、へたすりゃ喧嘩をし、喧嘩した後はそのことを引きずらず、仲間意識がより強固になり・・・。

俺、えーちゃんFANって、そんな印象を持つ。

古川の「おこし太鼓」的、男気って言うのかな、そんなのを感じる。

もちろん、俺も好きです

その昔、そうだな・・・78年から80年にかけてかな?えいちゃんのライブって、いろんな暴走族が集まってきて、駐車場での喧嘩、小競り合いや、ライブ会場での暴動や喧嘩、いがみ合いが結構あったらしいのね。
「矢沢のライブ行ってあばれてやろうぜ・・」みたいなさ、いわゆるいとつの「暴走族ステイタス」になった時期があったのよ。
で、えいちゃん、ラジオか雑誌か忘れたけど、声明を発表。
ヤザワのライブに来て、暴れる奴は来なくていい、ライブってのは楽しいものだ、むちゃくちゃやるのと楽しいって事は、違うんだ・・・」と。
そして、だんだん、ただ暴れるってのは無くなっていき、純粋にえいちゃんを熱烈に応援し、ステージを楽しむという方向に変わって行った。

なんか似てない?ハードコアのイベントと?
俺、否定はしんけどさ・・・もちろんそれも文化なんだろうからさ、でも、そのバンドを見る聞く感じるっていう風には見えんけどな・・・。


話は元に戻りますが、えいちゃんが出した本「成り上がり」知ってるかな?

俺この本を読んだ時、17歳くらいだったけど、一晩で読んで・・・って言うか、途中でやめれんのよね、本音ビシバシで、男としてのメッセージも詰まっていてさ、外が明るくなって、寝ようとするけど、寝れんのよ、興奮して・・・。
次の日、教室で、俺、ヤザワ口調だったよ、マジで。
「因数分解ヨロシク、英語はメジャーだからやるけど、国語はマイナーだから寝る、おやすみヨロシク・・・」みたいなさ。

でも、いい事書いてあったよ。
「かっこいい生き方ってのは、テメーの食い分はテメーで稼ぐって事だ・・」とか
「テメーのケツはテメーで拭いてこそ男でしょ・・・」とかね。

そりゃ、これから、どう生きていこうか、不安を抱えたティーンエイジャー達に、大いなる勇気をくれたよ。

キャロルについても、書いてあったね。
多少売れたことによって、ジョニー大倉とかが、酒女関係で遊び始めたらしいのね。
で、バンドについては「えいちゃんがやりたいようにやれば・・・」的な言葉を言い出し、解散を決断。
解散ツアーの最中に、ソロアルバムに向けて動き出すあたり、並みのエネルギーの持ち主じゃない。

しょせん夢がちがうのよ、夢が・・・
えいちゃんが、当時よく言ってた言葉だけどさ、小さな成功じゃなく大成功じゃなきゃ、プライドが許さなかったんだろうね。


そういえばさ、何年か前、ジョニー大倉が本を出し、矢沢永吉を真っ向批判してたけど、えいちゃんは一切無視。
「矢沢の名前を使って商売してほしくないね・・」くらいの、コメントだったっけ。
器のでかさの違いを感じた
ジョニーには悪いけどさ。


と言いながらも、俺まだ、矢沢ライブ行ったことないのよ。
俺の、名前は出しませんが同級生が、結構行くんで「俺も誘えよ」って言うと「おう、わかった、年末やな・・」なんて返し、約10年くらい、お誘いはない。


マジで誘えよ・・・俺も、「トラベリン バス」の、♪ルイジアナ!で、タオル投げてーからさ・・・。

nextlive



BYナリハラ


  
Posted by PSPスタッフ at 12:01Comments(2)

2008年07月15日

TV出演拒否


現在のメディア文化は、すごいの一言につきるよ。
だって、携帯でも、動画が撮れちゃったりして、それをネット発信して・・・・。
いやー、俺ついていけそうもない、便利は便利だろうけどね。
例えば、好きなミュージシャンのライブとか行って、隠し撮りとか・・・まったく、やる気ないね・・・・めんどくせーし・・・・うん、結局のところ・・・めんどくせーんだよな・・・・。


話は変わりますが、その昔、70年代から80年代にかけて、多くのミュージシャンがTV出演を拒否した。
その姿は、非常にかっこよく見え、彼らの音楽に対する姿勢、つまりはライブを第一に考えるというポリシーが、伝わってきたように感じた。
ようするに「TVには出ない・・・見たければライブ会場に足を運べ・・・もちろん最高のステージを見せる・・・」的なポリシー。
このTV出演拒否により、そのミュージシャンのライブは すごく貴重なもののように思われ、レコードセールスは伸び、ライブチケットは『プラチナチケット』となった。


まあ、早い話がさ、「ザ、ベストテン」BY、TBS・・・の存在が大きかったね。
ウイークチャートのベストテンを発表し、ランクイン者には徹底した出演交渉、そりゃ松田聖子、田原俊彦だったら「ありがとうございます!出ます出ます!」なんだろうけど、これが矢沢栄吉だったりすると「出ないんで、ヨロシク」ってなる。
何週もランクインしてるのに出ない。
見てるほうも、「何だよ、出ろよ!・・・」なんて、思いながらも、「かっこいい!」と思ったり・・・。


TV出演拒否は、正直、かっこよかった。


具体的に上げると・・・・。
さっきも書いた、矢沢えーちゃん「時間よ止まれ」ランクイン最中、1回も出なかった。
オフコース「さよなら」「YES NO」などでランクインするも、1回も出なかった。
チューリップ「虹とスニーカーの頃」ランクインも、1回も出ない。


完全出演拒否!


心に残る、1回だけの出演・・・・・。


松山千春「季節の中で」・・・・、歌う前に「TVはこれが最後」宣言をしてから、ギターのみで歌った。正直しびれた。かっこよかったし、髪の毛もふさふさしてた・・・今、病気なんだよね・・・回復して、また、毒舌をお願いします。


甲斐バンド「ヒーロー」・・・自分のラジオ番組(NHK)のスタジオライブを、TBSが中継するという、ぞくに言う2元中継?で出演。
甲斐よしひろは、ウイスキーを飲みながら、ヒーローを熱唱・・・・大人やなあって思った。


この時代ってさ、ビデオ以前なのよ。
つまり、すごく貴重で、その瞬間を目に耳に焼き付けるしかない。
で、TVは居間に1台だろ。
運が悪いとさ、親父とお袋が、喧嘩とか始めちゃうと最悪。
俺1度マジで怒ったもん。
「うるせーな!喧嘩なら外でやれ!」って。


ザベストテンには入らなかった?けど、陽水、拓郎などの大御所もTV出演拒否。


「甘い言葉にはのらない・・・」
「TVに媚は売らない・・・」
みたいな、ポリシーは、当時ビンビンに伝わってきたよ。


まあ、その後、みんな、こぞって、TV出だしたけどね・・・バラエティーも含め・・・「あれ?」みたいなさ。



で、本日の締めですが、浜田省吾はえらい!と思う。
佐野元春同様「和製ブルーススプリングスティーン」と称される彼は、なんと今まで、その手の音楽番組、完全出演拒否!
たぶんだよ・・・たぶん彼は、彼の中にある価値観をベースに生きている。
TV出演でのギャラとか、CD売り上げに対する印税とかは、2の次なんだろうね。
ようするに、回りに惑わされることなく、「俺がやりたいようにやる」みたいなさあ、「まあ、セールス落ちても、食えりゃいいじゃん」みたいなさあ。
アルバム「マイ ファースト ラブ」の中の「アイアムザファーザー」って曲、俺「世の親父たちよ、この曲を聞け!」って叫びたい。



まあ、そんなかんなで、TV出演拒否でした・・・・。


NEXTLIVE
BYナリハラ




  
Posted by PSPスタッフ at 09:47Comments(2)

2008年07月14日

佐野元春『SOMEDAY』


1982年は、とある方向が示された年だ。
もちろん、当時のヤングジェネレーションを中心にだけど、明らかに「この方向で行こう」と思い「こおゆうライフスタイルで生活しよう」と、意識を決定ずけたミュージシャンがいた。

佐野元春である。

彼が1982年に出したアルバム「SOMEDEY」によって、少年たちはヤンキーを卒業した。
パンチパーマをやめ、ど派手なアロハシャツからボタンダウンのストライプシャツへ、白のエナメルの靴からコンバーススニーカーに履き替え、『狂気乱舞!』というステッカーを車からむしり、かわりに「EASYTIME」のステッカーを貼った。
「ポパイ」「ホットドック」などの、男性ファッション誌を読み、目が悪くないのに、くろぶちのメガネをかけ、秋ともなればセーターを肩にかけ、ブラックコーヒーを飲みながら、ギリシャ神話の一説を語るような・・・・。

THEライフスタイル・・・・そう、まさに、ちょいオシャレなライフスタイル

この、ちょいオシャレなライフスタイルの原動力になったのは、佐野元春であると俺は信じてやまない。

実際のところ、俺もそうだったもん。
俺そのころ、自分の車は持っており(トヨタカリーナ、S49式)、名古屋方面のヤンキー君とまあまあ仲良くなり、そいつらの車に乗ったり俺の車に乗せたりしてたんだけどさ、相変らず、加速がどうの・・・とか、シンナーはAクラスじゃないと酔えない・・・とか、あそこの喫茶店のお姉ちゃんを車に連れ込もうぜ・・とか、そんな話ばっかりで、BGMはアラベスクや横浜銀蠅・・・・・。
最初はもちろん楽しかったけど、「いや、違う・・・俺はこいつらほど馬鹿じゃない・・・」と、思い始め、佐野元春の「SOMEDEY」をきっかけに卒業、もちろんはったりで、そいつらに「デリケートな女の子ほど、地球の重力に関心があるんだぜ・・・」などと言ったら、そいつらポカンとしてたけな。


何はともあれ、『SOMEDAY』というアルバムがもたらした効果は大きかった。
車でこれを聞きながら、街並みをドライブしているだけで、幸せな気分になれた。
アルバムの中に、随所に登場する、サックスの音色も、洗練された「オシャレさ」をかもち出していた。
ある評論家が「和製ブルーススプリングスティーン」と、評していたけど、俺も「まさにその通り!」と思ったね。



佐野元春にとって SOMEDAYは3枚目のアルバムで、前の2枚も実はすごくいい!デビューアルバムに収録されている「なさけない週末」っていうバラードや、2枚目のアルバムタイトルにもなった「ハートビート」なんて、俺いまだに鳥肌たつよ。
しかもやっぱ、車の中で夜中の一本道で聞くと、よりのめりこんでしまう。

さっきも話した、ヤンキー車で、佐野元春のカセットをかけた事がある。
「ちょっと、聞いてみ、これいいよ」とか言ってさ。
でも彼ら「こんなのロッケンロールじゃねえ・・」とか言ってたっけな。

このころ、彼のよさを話し合える友達は、まわりにいなかった。

だから、今、そのころの思いも込めて、このブログを書いてます。

SOMEDEY・・・いつかきっと・・・・・。
いい歌なんだよな・・・・。


NEXTLIVE
とはいいながらも、次回のライブは、「そのてのライブ」です。
もちろん、「そのて」も、大好きです。
BYナリハラ


  
Posted by PSPスタッフ at 10:38Comments(2)

2008年07月04日

SUMMER TIME BLUES


1980年代中期、夏の夕暮れ、静岡県の海沿いの道で、俺の車(ホンダシティ)が止まった。
「ヤベッ」と思いながら、何回もキーを回すものの、エンジンはうんともすんとも言わない。
「マジでどうする?」
俺は、汗だくになりながら、ギアをニュートラルにし、車を押し、安全な路肩スペースへ移動させた。
近くに電話ボックスも無く、車もほとんど通らない。
たまに来る車にヒッチハイクを仕掛けてみるけど、見事に振られて落ち込む。
仕方なく、ボストンバックを抱え、民家がありそうな場所まで歩いた。

東京で、3日ほど、ライブハウスや原宿、渋谷をぶらぶらし、東京在住のダチのアパートに泊まり、新宿からの中央高速で帰ればよかったものを、「やっぱ、夏だし、海沿いの道をゆっくりと・・・」なんて考え・・・・車は止まり、財布の中は1万ちょっと・・・。

1時間ほどで海沿いの民宿発見!
ブルーのペンキで塗られた木造の壁に、「Beach house」と書かれたアメリカ西海岸を彷彿させる看板がかけられている。
「今晩止めてください、おいくらですか?」
「2食付で、8500円だけど、君はお金持ってるの?」
民宿の奥さんは、髪をカリーヘアできめ、ピンクの麻でできたロングスカートを履いていた。
30代後半といった感じかな?
俺が、事情を話すと、「ちょっと待ってね」といい、中で御主人と相談、ロン毛に髭、ブルーのアロハシャツのご主人が出てきて、こう言った。
「君、まあ、金はいいから、泊まって行きなさい」
地獄で仏とは、この時のための言葉だろうね。


「いくつだい?」
「24です」
「どこの町から?」
「岐阜県の山の方です」
「サーフィンは?」
「サーフィンボードに触ったこともありません」
「スキーは?」
「まずやりません」
「釣りは?」
「小さい時に2度ほど・・・」
「君は、その山の町で、何をやってるんだい?」
「ロックバンドを少々・・・・」
「ビーチボーイズは弾けるかい?」
「3コードなら適当に・・・」
俺は手渡されたクラッシックギターのチューニングをし、むちゃくちゃ英語で「サーフィンUSA]を歌った。
ご主人と奥さんは「・・インサイド アウトサイド USA・・・」とコーラスしてくれた。
しかも、ハモっていた。


「あの・・・よかったら、しばらく・・・お金は要りませんから・・・働かせてくれませんか?」
「・・・・・・う~ん・・・・明日の夜は、ギターで何を弾いてくれるんだい?その答えによって決めよう・・・」
「・・・イエスタデイ・・・じゃ、だめですか?」
「いいんじゃない!わたし、ビートルズ好きよ」と、奥さんが答え、話は決まった。


翌日、俺は、バーベキュー用のマキを割り、風呂掃除をし、ご主人のサーフボードにワックスをかけた。

夜、マジで「イエスタディ」を歌った。

「明日は何を歌う?」
「そうですね・・・・プレスリーの、ラブミーテンダー・・・じゃだめですか?」
「いいね、期待してるよ」

翌日は、お客さんが5人ほど来て、海が見えるベランダでバーベキューを囲む。
その前で歌った「ラブミーテンダー、ラブミースイート・・・」。



家に電話をかける。
母親が出る。
「お前、どこにいる!何やってる!仕事どうする!悪いことしてないか!・・・・」
「とりあえず、わりーことしてねーし、無事だから、じゃ」と言って電話を切る。

なんか、全部、どうでもよくなってきた。
何が正解で、何が不正解なのか、何が正義で何が悪なのか、自分の人生をどうしたいのか?何を俺は希望しているのか?
波の音が聞こえる、町外れの民宿「Beach house」で、そんなことを考え出していた。


「いつまで、いる気だ?」
「とくに、決めてはいません」
「ぼちぼち、戻った方がいいぞ」
「ここが、良くなりました・・・」

ご主人は、ビールを飲みながらこう言った。
「なあ、どこでも同じだぜ。人間ってのは、飽きる生き物なんだよ。そして、やっかいなことに欲張りな動物だ。自分の人生に意味を持たせようとする。でも実際意味なんてないんだよ。暑い夏は冷えたビールが飲みたいし、寒い冬は暖かいシチューが恋しいように、環境によって欲望は変化する。この場所は、君にとってはカルチャーショックだったろうが、君の住む町となんら変わりない場所だ。そろそろ、夏休みも終わりにした方がいいんじゃないか?」
「夏休み?」
「そう夏休みだ・・・」


2日後、俺はバッテリー交換したホンダシティーのエンジンをかける。
カセットテープが作動し、止まった時と同じ「エルトンジョン」を流しだす。

「夏休みもおわりかね・・・」
そう、独り言をつぶやきながら、車を走らせた。
NEXTLIVE


インフォ・・・・中島美嘉、綾香などのカバーしているバンドでドラマー募集しています。掛け持ちOKということなので、お気軽にメールでもください。
BYナリハラ



  
Posted by PSPスタッフ at 13:54Comments(5)