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2008年07月30日

運命のじゃんけん


1976年12月、俺と藤本君は、俺の部屋でお勉強をしていた。
なんと、お勉強をだ。
理由は簡単で、「期末テストの結果」が悪かったためだ。
「このままじゃ、マズイ・・」と、俺達は中学校2年にして、真剣に考えたのだろう。

もちろん1時間くらいは、まじめにやってたと思う。
やがて「ちょっと休憩」とか言って、カッパえびせんをつまみにキリンレモンを飲み、「ビートルズ聴く?」とか言って、カセットテーップをSONYのテープレコーダーに突っ込み、「ロックンロールミュージック」とか「プリーズプリーズミー」とか流す。
藤本君が「いいね・・」なんて言ってくれると、すごくうれしくなり、「これもいいよ、あれもいいよ・・」と、次々と曲をかけ、雑誌に載っているビートルズの写真を広げ、坊主頭二つつき合わせて、似合わない音楽談義・・・。

やがて、運命の一言「なあ、バンドやらん?」、「いいね、おもしろそうやな・・」
みなさんもそうだと思いますが、俺も、とくにどうってことない瞬間から始まりましたね・・。

「なあ、メンバーどうする?」
「あいつとあいつとあいつなんかいいんじゃない?」
「いいね!」
「良い」という定義に理由など無い。
「♪が読める」とか「音楽の成績が良い」っていうんじゃなく・・・。
ただ単に、「仲良し」ってだけ・・。


翌日、他の子のも声をかける「なあ、バンドやらん?」
みんな「やろう!やろう!」と、すごくうれしそうだった。

さっそく、作戦会議。
まずは、ポジション決め
ギター2本、ベース、ドラム、ボーカル・・をめぐって5人でじゃんけん。
最初に勝った二人がギター、次にボーカルが藤本君、で、4番目に勝った俺がベース、残った一人がドラム。


今にして思うとだけど、あの時俺が1番で勝っていれば「ギターソロバリバリのギタリスト」も夢じゃなかったかな?

次生まれ変わったら、俺ギターやりたい。しっかりとしたボーカルの隣で、ストラップ下げめでリズムを刻み、ソロになると「待ってました」って感じで、センターで弾きまくるギタリストにね・・・。
ジミーペイジ」みたいな感じかな。
まあ、生まれ変わったらね・・・。


とにかくバンド創世記、ポジションが決まってやることは、楽器アンプ類の購入。
お決まりの新聞配達・・・俺は「朝日新聞朝刊」を岡本町周辺配ってました。
お年玉のキープ。
今までの貯金を下ろす。
などなどして、翌年春には「ベース」購入。
当時の価格で、46000円・・・高いと思わない?
今みたいに、中古とか、バッタ商品がなかった時代だからね、ギター類はこれくらいはしたよな・・・。


俺は、部屋に持ち帰った「ベース」を眺め、「どうしたものんか?」と思った。
「買ったはいいが、本当にできるのか?」と、思った。

ここから、苦悩の日々が続くこととなる・・・・。



NEXT LIVE8月2日(土)21:00~ 飲み会やります。
純粋な飲み会です。
お気軽に・・・。

BYナリハラ


  
Posted by PSPスタッフ at 12:01Comments(0)

2008年07月29日

をしながき

GO TO 北京! 手包み餃子の真相を暴け!!
てな感じで8月の予定です♪




2日(土)
“第一回 皆さんのおかげでなんとか半年持ちました you達 飲んじゃいなよ? まぁ奢らないけどね♪”
OPEN 21:00~
殿  2,500yen
  2,000yen

急遽、決まったこの企画
企画なんて大げさなもんじゃなく 飲み会…
今までやってこれたのも出演してくださった皆々様のお陰です
とか 思ったり思わなかったりで(思ってます)
飲み放題 食べ放題 ○○放題の花びら回転大サービス!
ってほどでもないけど 一緒に生でも飲みながらワイワイやりませんか?

今までの出演者には声を掛けさせていただきますが
呼ばれてねぇぞ!って方
呼んでないんじゃない! 忘れてるだけだっ!! 俺達は初老だからなっ!!

たくさんのご来店 お待ちしております


*****************************

10日(日)
“JUNK PERFORMANCE vol.7”
OPEN 19:30~ START 20:00~
adv 1000yen door 1400yen

《BAND》
○R☆on
○BANDIT


*****************************

23日(土)
“Display of Passion”
OPEN 19:30~ START 20:00~
adv 1000yen door 1400yen

《BAND》
○Bitch mam
○LAPIS
○SPREAD GERM


*****************************

30日(土)
“Dear Songs”
OPEN 19:30~ START 20:00~
adv 1000yen door 1400yen

《BAND》
○LITTLE VOICE
○Re-plica


******************************  
Posted by PSPスタッフ at 13:21Comments(0)予定

2008年07月27日

妄想・・・MORE SOUL!!


しっかしさ・・・疲れたね・・・でも良かったね・・・・いい感じだったよ・・・。
前も書いたけどさ、26日は各地でイベント盛りだくさん。
そんな中、この場所を、このライブを選んでくれて、感謝します。
エアコンはバリバリ効いてるんだけど、熱気で熱かった。
汗だく・・・まるで、野球部の練習だったよ・・・スタッフ的にね。


マスタープラン・・・去年年末以来のライブ?じゃない?けっこうねオファーを入れたんだけど、ボーカリストの「性的志向」もあってか、断られ続け、やっと出てもらいました。でも、今回良かったんじゃない?じゃあ、前は良くなかったのか?と言われれば、一言もないけど、「アイアムザウオラス」とかね・・・、個人的にはね、GOODなのよ。





アヤ モード アラカルト・・・ピンクレディーの曲を、現代風に、いろんな志向をこらして、衣装もばっちりキメ、音数もむちゃくちゃ多く・・・ちなみにスタッフ側は大パニック。とにもかくにも楽しませていただきましたよ。ちなみに、このバンド、市民広場の夏のカーニバルとかけもち、「ダブルヘッター」。暑かったろうね。おつ。





クッピーズ・・・俺が持つクッピーズのイメージとは随分ちがい、多方面から選曲し、例えば「ラジオスターの悲劇」とか・・知ってる?楽しいステージでしたよ。盛り上がってましたよ。以前はボーカルの西倉君が、切々と、淡々と、歌い・・・こいつ、自殺するんじゃねえかな・・・と、マジで心配した記憶がありますが。うん、でも、冗談ヌキで、いいバンドだと思う。





こぼれ話・・・いやね、下記画像の彼は、あるバンドのギターなんですが、ライブ終わりの打ち上げで、からんできて、「実は今朝5:00に目が覚め妻を抱きました・・俺、朝、けっこう好きなんですよ・・・妻も拒否しませんし・・・」と、わけのわからん持論を展開し、「このことブログに書いてくださいよ・・・写真は正面はNGなんで、横からお願いします・・・」といい・・・。
とにかく、約束は守ったぞ。
「物語風に書いてくださいよ・・・」ってのは、無理だ。
さてさて、彼は誰でしょう?





パスポート打ち上げが終わり、2次会に俺も行かさせていただき、「千年の宴」やったっけ?
実名「清水一郎君」と、昔、話しかけのテーマ「変態の定義」、について、朝まで生テレビ風に議論しました。
一体何の意味があるんだ?


こんな感じで、妄想・・・MORE SOUL!!は終了しました。

BYナリハラ

  
Posted by PSPスタッフ at 11:17Comments(14)

2008年07月24日

7月26日土曜日の展望


いやー、熱いすね~、みなさん、溶けてませんか?
あと、1ヶ月はこんな暑い日が続き・・いや、もっとか。
体だりーし、仕事やる気おきないしね、ほんとプールに飛び込んで、かき氷のストロベリーを食べたい気分の今日この頃。
まあ、俗に言うところの、夏は「恋の季節」と言われておりますが、俺は逆に「別れるにはもってこいの季節」と、思うよ。
だってさ、秋とかだと、淋しさが倍増しそうじゃん。
夏なら「淋しいけど、悲しいけど・・・それより暑い・・」ってならない?
この男にそろそろ飽きた」っていう女性の方、思い切って言いましょう「ごめん、さよなら、夏だし・・」と。
そして、各地のイベントに行きましょう。
野郎どもは声かけましょう「ねえ、彼女・・」(古いか・・)、「すいません、ちょっといいですか?」(宗教介入か・・)、では「俺と関係をもちませんか?」(痴漢か・・)、まあ、とにかく、そおゆう事です。

しかしねえ、次の土曜日、もちろん PROJECT of PASSPORT 企画ありますよ。
そのほかにも、明宝ジャズフェスティバル、萩原か下呂でも野外音楽イベントあるでしょ、市民広場では中日夏のカーニバル、でカマGというお店でもブルース&アコースティックライブがあり・・・まあ、俺が知る範囲でもこんだけあるから、まだどっかであるかもしれないね。
マスタープラン(パスポートライブ参加)っていうバンドのボーカルと電話で話してて、「この日、バンドの真価がとわれますね・・」なんて言ってましたが、マジでそうかもしれない。
彼は、バイセクシャルという一部噂があるため「次のライブでカミングアウトしちゃえば・・」って言ったら「それも一つの手ですね・・」と答えておりました。
いや、「手」にはならないと思うが・・・。
まあ、とにかく、みなさん、がんばってね。


俺の昔の記憶を辿ると、生のバンド演奏を見たのも、本町通の夏の夜市。
確か小学校5年かな?
今の北陸銀行の前で、3人(ギター、ベース、ドラム)のユニットがやってた。
いったい誰なんだろうか?
あれやってたよ「銀座カンカン娘」(あの娘かわいや、カンカン娘~)って曲。
世代的に、CASのドラム親父さんたちかな?なんて思いますがね。

7月26日はみなさん、家を空けられるとおもいますが、くれぐれも戸締りを忘れずにね、空き巣も狙ってますよ、26日の夜をね。
こないだ、空き巣の集会に行ったら「26日はゴールデンナイトだ!」って、黒板に書かれていましたよ。
空き巣のキャンペーン的スローガンでしょうか?
言っておきますが、冗談ですよ。

ではでは、熱い夜を・・・。

NEXTLIVE

BYナリハラ  
Posted by PSPスタッフ at 11:16Comments(4)

2008年07月22日

LIFE IN THE FACTORY



無機質な風景、淀んだ空気、アンチビビッド・・・工場とはそんな場所だ。
エコが叫ばれる中、社長も工場長も頭を抱え、CO2の削減に四苦八苦する。
近隣住民に、廃棄物処理方法についての、過剰なまでのアピールをし、近隣住民のレクレーションにはビールケースを差し出し、協力費も惜しまない・・・。
この工場は、エコに協力し、自然を守り、煙突の煙ですら害は無く・・・的なコマーシャル・・・・「ほらね、うちは大丈夫でしょ」的なコマーシャル・・・THE コマーシャル。

こうして今日も機械は回り、金属を削り、ベルトコンベアーの両サイドで、ワーカー達が歯車と化す。
無言の歯車として、8時間我慢する。
でも、気は抜けない。
うっかりしてると、指を機械に『持っていかれる』からだ。
指をやられるとギターは弾けない。
プレイヤーとしての寿命は終わる。
慎重に、黙々と、地味に、個性を殺し・・・8時間の歯車になる。
精錬された歯車に。

明日定年退職を迎える、源(げん)さんは勤続40年だ。
たいした出世もせず、係長という、あってもなくてもいいような肩書きを与えられ、毎日毎日、ベルトコンベアーの片隅で、金属片にボルトをねじ込み、少量の油を差す。
これが彼に与えられた仕事だ。
源さんは愚痴一つこぼさず、毎日毎日、「ボルト」「油」を繰り返し、時間になると一礼して、生産ラインを離れた。

「明日で終わりだね、源さん」と、俺は昼休みに声をかけた。
食堂でうどんを食べ終えた源さんは、おきっぱなしの週刊誌を読んでいた。
「源さん、今まで長かった?」
「そうだな・・・よく、働いたな・・」
「いくつから?」
「25歳だよ」
「へえ、その前は、なにをやってたの?」
「うん?その前か?まあ、いろいろとな・・」
「なんだよ、教えてよ」
「こう見えてもな・・・歌手になりたくて、付き人をやってたんだよ。三田明みたいな歌手にな・・・」
「へえ・・・そうなんだ・・・初耳だね、挫折したの?」
「そうだな、挫折だな・・・歌手の先生から随分殴られたよ・・・虫けらよばわりされてな・・・何かで間違えると・・・例えば買ってくるタバコの種類を間違えたりするとな・・・ひどい時は川に投げ込まれた事もあった・・大阪の・・・道頓堀川だったかな・・・」
「・・・ふ~ん・・・」

俺は、缶コーヒーを自販機で買い、源さんに渡した。
源さんは深々とお辞儀をし、それを飲んだ。
「ねえ、源さん、工場務めっておもしろかった?」
「おもしろくはないさ・・・」
「でも40年だろ?嫌になったこととかないの?」
「お前はおもしろいことを聞くんだな・・・おもしろいとか嫌とかっていう問題じゃないんだ・・・機械も金属部品も、俺を殴ったりはしない・・・馬鹿野郎とも言わない・・・だから、楽なんだよ・・・」
「毎日毎日同じことの繰り返しで飽きない?」
「飽きるなんて事は、ずいぶん昔に忘れてしまったな。こうして、生きているし、指だって残っている、明日、わずかだが退職金も出る・・・むしろ・・・」
「むしろ?」
「工場をやめた後が怖い・・・何をすればいいか、わからんのだよ・・」
「・・・カラオケ教室に通えばいいよ・・・ほら、その、三田明を歌えばいい・・」
「そうだな・・・でも、昔のことは忘れたいしな・・・」

「源さん、俺に何かアドバイスしてくれないかい?」
「アドバイス?か?・・・お前は、何かしたいことがあるか?」
「いや、何がしたいかわからない」
「だったら、このままがいい、人間焦らんことだ。8時間は、機械の音や金属部品に囲まれて過ごした方がいい、一生懸命やることはない・・・ただ、慣れることだ。そして、指をもっていかれんようにな・・・」


翌日の昼休み、事務の女の子が、雑草交じりで新聞紙にくるまれた花束を源さんに渡し、まわりからは、しらけた拍手が「パラパラ」と鳴った。
源さんは、深々とお辞儀をし、頭を上げようとはしなかった。
みんな、あくびをかみ殺し、持ち場に散っていっても、源さんは頭を下げたままだった。
俺が源さんの肩を叩き「源さん、もういいよ」と言うと、源さんは頭を上げた。

「昨日のアドバイスの続きだが・・・・」
「えっ?」
「やりたいことはやっておいたほうがいい・・・」
「ありがとう・・・わかったよ・・・」


俺は、機械を回し、一体何の部品になるのかわからない金属片にドリルで穴を開けた。


俺は源さんに「三田明」のCDを、退職祝いとしてプレゼントした。



NEXTLIVE

BYナリハラ



  
Posted by PSPスタッフ at 12:01Comments(2)