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2009年01月26日

希望の光

希望の光

永遠と続くであろう洞窟の中を、たくさんの人がさまよっている状態だとしよう。
もちろん暗く、寒く、残りわずかなバッテリーの懐中電灯、ライターやマッチの炎であたりを照らし、右往左往。
ある人は、「こっちだこっち!」といい、またある人は「いや、あっちだ!」という。
「どっちに進めば出口なんだい?」
多くの人は、大きい方の流れのままに、進んでいくしか手立てがない。
どっちに進もうと自由だ。
選択権はある。
しかし、決断はしなくちゃいけない。
あとで、後悔しないような決断を。


そのうちに、一人又一人と、歩くのをやめて、その場に座り込む。
「もうダメ、歩けない・・・」と言う、言葉を残して。
多少余力を残す人は、「がんばろう・・・」と、声はかけるものの、最終的には・・置き去りにする。
みんな、自分の事で精一杯だ。
それに、ドロップアウトした人だって、『おりる・・』という決断をしたのだから。
決断は自由だ。


やがて、食料が残り少なくなる。
水だって満足じゃなくなる。
懐中電灯は消えかけ、ライターのガスは尽き、マッチは湿って点かなくなる。
そして、心無い人達が、他人の食料に手を出す。
正義を持った人々は、盗人を取り押さえる。
まだ、わずかなモラルは残っているようだ。
しかし、状況が悪化するにつれ、正義は薄れ、モラルは『絵に描いた餅』となる。


何のために生きるのか?と、自問自答しだす。
生きる意味は?
死ねばこの苦しみから解放されるのか?
死後の世界は、存在するのか?
存在するならば、楽園なのか?それとも、この洞窟と同じように、暗く寒く淋しい場所なのか?
楽園に決まっている・・・こんなに苦しいのだから・・・楽園じゃないと・・・・浮かばれない・・・・。
生きる意味と死ぬ意味の、背中合わせの思考回路が、爆発寸前になる。


歩くのが嫌になる。


腹も減った。


誰も笑おうとしない・・・誰も喋ろうとしない・・・・。


そんな絶望の崖っぷちで誰かが叫ぶ。
「おい、光だ・・・あっちに光が見えるぞ・・・」と。


みんな顔を上げ、遠くに見える、小さな光を拝む。
それはまるで、針の先で突いたような、ちいさなちいさな点。
真っ暗な空間で、眩しく輝く一番星。
かすかな・・・希望の光・・・。


残った人々は希望の光に向かって歩き出す。
「やっとこれで、外に出られる・・・」と、思いながら。


しかし、ここからが大変だ。
出口は、人一人が通過できるくらいの大きさのため、順番待ち。
長蛇の列。
「早く、自分の番がこないかな?」と思いながら、根気よく待つ。
待つ。
待ち続ける。
希望の光は、少しずつ大きくなる。
今は、梅干くらいの大きさだろう。
先は長い。
しかし待つ。
途中でくたばるかもしれないけど・・・待つ。
苦しくなったり、投げ出したくなった時、顔を上げ光を見る。
「きっと、外には、いい事が待っている・・・」と、想像しながら、気持ちを『シャン』とさせる。


希望の光は確かにあるが、たどり着けるかどうかが問題だ。


現在はこんな感じじゃないかな?と、思って。



PROJECT of PASSPORT
1月31日(土)ピッキン新年会・・・喫茶ピッキンの新年会とはいえ、誰でもお越しください。入場1000円。

2月7日(土)STARTING LIVE 2009・・・LITTLE VOICE、 CLEAR WATER,  林忍雁
希望の光

お気軽にメールしてください。
 project_passport@yahoo.co.jp  まで


BYナリハラ


        


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Posted by PSPスタッフ at 12:00│Comments(2)
この記事へのコメント
う〜〜〜〜〜〜〜ん、ピッキンの新年会。
希望の光なぁー。
確かに、頭光る奴は多いけど・・・・ (^^;)。
Posted by ネコ先生 at 2009年01月27日 11:08
ネコ先生さま
なんという現実的な話を・・・・、光・・・。
Posted by narihara at 2009年01月28日 10:07
 
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