QRコード
QRCODE
アクセスカウンタ
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 4人
プロフィール
PSPスタッフ
PSPスタッフ
オーナーへメッセージ
Sponsored Links

2011年10月13日

平凡明星の歌本が先生だった

平凡明星の歌本が先生だった
平凡明星の歌本が先生だった

16歳の時、ギターを手に入れた
モーリスのアコースティックギター(いや、フォークギターだな)。
友達から、1万円で譲ってもらった。
「ビニールケースもつけてやるよ・・」と、そう言って友達は満足そうに1万円を受け取った。
「ありがと、帰るわ・・」
俺は、ギターを抱え、自転車に乗り、家に帰る。
季節は冬だ。
家族になるべく会わないように部屋に入り・・・(なにかと、めんどくさいんで・・・)、ビニールケースからギターを出す。
部屋が寒いんで、石油ストーブを点ける。
机の引き出しから、マイルドセブンを出し、覚えたての一服をする。
気分は、シンガーソングライターだ・・・当時は、こうゆう言い方がポピュラーだった・・・。
『ヤマハのポプコンからデビュー』という、想像だけ疾走する
なぜか、ニヤリ、とする。
そして、ギターを抱える。
で、焦る。
俺は、ギターが弾けなかったんだ
さて・・・どうしたもんか?
こっから、ギターとの格闘が始まるわけだ。





「・・・そんなもん、コード押さえて、ジャーンとやればいいんじゃないの?・・・」
と、多少ギターが弾ける友達は言った。
「その?コードって、どうすればいいの?」
「レコード屋に売ってあるよ。バンドスコアとか、ミュージックライフとか・・」
「・・・ふむふむ・・・」
さっそく、レコード屋に行って、バンスコを眺めてみる。
・・・全然、わからん・・・
ミュージックライフのKISSギター特集を開いてみる。
・・・・なんじゃい、こりゃ?・・・
譜面の中に散乱する、音符、記号。
『音楽の授業を、まじめに受けていなかった自分を反省する』
無理だ。
わからん。




「で、何が弾きたいの?例えば、好きな歌とか?・・・」
「笑うなよ」
「笑わねえよ」
世良正則&ツイストとかアリスとか・・・」
「だったら、平凡の付録本でいいんじゃねえの?」
「ほうほう」



って、ことで、平凡&明星にたどりつくわけだ。
ギターコード表なるものも友達からもらい、ギターコードとの格闘がはじまった。
Em(ローコードのほうね)は、なんとかできた。
指一本はずせば、Em7・・・なるほどなるほど。
この、コードふたつで、気分は日本武道館だ
しかし、C(もちろん、ローコードね)で、早くも挫折。
約、1週間、コードCと戦った。
そして、クリヤ。
ざまあみろだ。
で、G,Am,D,Dm・・・。
なんとかなるじゃん、俺って、天才かな?
しかし、コードF、という壁にぶち当たる。
音が、鳴らない。
瞬時に、押さえられない。
俺、思うんですが、コードFを押さえられるか?いなか?が、ギターをあきらめるか?続けるか?の分岐点だと思うな。
まさしく、Fの壁、だ。
俺のまわりのギター少年たちも、この『Fの壁』に、弾き飛ばされて、ギターを人に売ったり質屋に入れたりした。
ギターは・・・・甘くない・・・・ね。




しかし、幸いなことに、知ってる曲で、Fのようなバーコードを使わなくても弾ける曲があった。
もんだ&ブラザース『ダンシングオールナイト』・・・Am,Dm、E7
陽水『夢の中へ』・・・G,Em,C,D7
など。
それらが、歌本にのってたから、『Fの壁』を超える以前は、そんな曲ばっか、弾いて歌ってた。
あとは、弾けそうなコードだったら、歌謡曲だろうと、演歌だろうと、ほたるのひかり、だろうと、弾いてみた。
ロックもポップも、あったもんじゃない
小柳ルミ子でも東京ロマンチカでも浅田美代子だって・・・弾いてみた


やがて、半年くらいで、『Fの壁』をなんとかクリア
大人になった気分だ。
童貞にさよなら、みたいな感じ。


友達の部屋行って、じゃら~んと、弾いてみる。
「へえ~、弾けるんだ?」って言われて、もう、気分は、マジソンスクエアーガーデンのステージでしたよ。



ギターって、いいすね。
決して、簡単じゃないところがいい。
苦労して、落とした女みたいだ。





ギタリストのみなさんも、最初は、こんな風じゃなかった?







平凡明星の歌本が先生だった






平凡明星の歌本が先生だった




BYナリハラ

スポンサーリンク
Posted by PSPスタッフ at 11:23│Comments(4)
この記事へのコメント
わかります。俺なんか未だにFがちゃんと押さえられているか怪しいですよ。
Posted by サイレンジャーりょう at 2011年10月13日 12:34
Fはいきなりグリップコードだったな。握力ない代わりに親指が長かったんで。バーができるまで2年くらいかかったねぇ。
Posted by ネコ先生 at 2011年10月13日 17:48
ギターを始めた頃に、やはりFにつまづきました
しばらく練習してFってコードは、ある日突然鳴るんすよね
んで意識すると鳴らない・・・
そんな感じで10回に1回鳴るのが、5回に1回になり、3回に1回になり・・・
ホント苦労しましたよ!・・・女と一緒で(笑)
Posted by たくや at 2011年10月13日 23:32
サイレンジャーりょう さま
最初は、あなたもそんな感じだったの?うそ~?・・。しかし、あなたのやる、高度なギタープレイ見ながら、「俺もできたらな~?」なんて、思っていますよ。気持ちいいでしょうね?あんなんできたらね・・・。


ネコ先生さま
すいません、グリップコードって、親指も使うやり方ですよね?よく、ブルースマン達が、好んでやってる、押さえ方ですよね。そうなんすよ、握力の関係かもしれませんが、長いことバーやると、つってくるんですよね。手全体が・・・。



たくやさま
こんにちは、Fの壁を経験されたのですね。突然、鳴るっての、わかりますよ。俺も、突然だったような。「あれ?」みたいな。「あれ?なんで、北海道にいるんだろ?」みたいな。「あれ、なんで、ジェニファーがしゃぶってるんだろ?」みたいな・・・・ね。Fの壁ですよ・・・。
Posted by narihara at 2011年10月14日 08:57
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。