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2011年05月26日

レイプじゃなきゃ感じない女

レイプじゃなきゃ感じない女


「おかしいでしょ?」
「何が?」
「レイプじゃなきゃ感じないなんて」
「そんなことはない」
「どうして?」
「性癖は人それぞれだから。別に、『こうしなきゃならない』なんて規定はないよ。民法に、『SEXとはこうしなければならない』なんて、書かれていて、違反した者は罰せられるって言うんであれば別だけどね」
「でも、レイプは犯罪でしょ?」
「確かに。でも、君が望んでいる行為は、プレイとしてのレイプでしょ?」
「残念ながらNOよ。シナリオがあるレイプなんて、レイプじゃないわ。私が感じるのは本当のレイプ」
「本当のレイプ?」
「そう、見ず知らずの男に、いきなり押し倒されて、口を押えつけられて、ブラウスもブラも引きちぎられて、ショーツもスカートもそのままに入れられる。場所は、廃墟とか工場跡地とか港の倉庫」
「公園は?」
「いまいちね。公共的すぎるわ。汚く汚れた場所がいい」
「叫び声が冷たく響くような場所?」
「そうそう、フカフカのベットもクリーニングされたバスローブも気の利いたシャワールームもない。やさしさのかけらもない。あるのは、汚れたコンクリートとガレキ、そして見知らぬ男」
「レイプショーの始まりってわけだ・・」
「ショーじゃないわ。さっきも言ったけど、ショーでもなければゲームでもプレイでもないの。レイプはレイプよ」
「より良いレイプに出会えるといいね・・・」
「フフフッ・・おもしろい言い方ね・・・」




「ねえ、いつからレイプじゃないと感じなくなったの?」
「初体験がレイプだったの。まだ17才だったかしら?いろんな人が出入りするたまり場に行ったら、ウイスキーを飲まされて、代わる代わる知らない人二人に・・・トイレで無理矢理。」
「そりゃ、ひどい話だな」
「そう、ひどい話だともちろん思うわ。今考えてもひどいと思う。頭にもくるわ。だけど・・・」
「だけど?」
「その時の光景を思い出すと興奮するの」
「しゃくな話だね。頭に来るけど、興奮するなんてさ」
「そうね」
「ラーメン屋の親父がすごくいやな奴だけど、味は絶品みたいな感じ?」
「その表現は、おもしろくない・・・」




「レイプ以外では興奮しないの?」
「しなくもない」
「しなくもない?・・・言い換えれば、大して興奮しないってこと?」
「そう」
「つまり普通に、ホテルに行って、シャワーを浴びてキスから始まるSEXでは、大して興奮しないってこと?」
「そう」
「レイプは別として、今まで何人くらいと付き合ってきたの?」
「10人くらいかな?」
「今、いくつだっけ?」
「28」
「その付き合った10人とも、感じなかった?」
「SEX自体にエクスタシーはなかったわ。ただね、おつきあいをするってことは、別にSEXがすべてではないじゃない。一緒に散歩したり、一緒にサッカーみたり、一緒に雨に降られたり、そんな瞬間が楽しかったりするわけでしょ?だけども、SEXでエクスタシーは感じない。それだけのことよ」
「付き合っていた彼に言わなかったの?」
「何て?」
「だから、レイプじゃなきゃ感じない・・・って」
「わからない人ね・・・、レイプはお願いするものじゃないの。いきなり、見知らぬ誰かに、押し倒されるってことなの。それは事故なの。偶然なの。必然じゃないの。突然、なんの前触れもなく降りかかってくる災難なの。そこには勝負下着も、生理も、心の準備も存在しない。突っ込む肉棒と突っ込まれる肉穴があるだけ」
「そして、その光景に、君は興奮する」
「そう、その通り」
「場所は、廃墟が好ましい」
「YES」
「しかし、こればかりは、そうやすやすと、実現はしない」
「だから、いつも、想像しているの。廃墟の中で、ぼろぼろになってゆく自分自身をね」
「レイプイマジネーション」
「お金はかからないわ」



「ねえ、よかったら、襲おうか?・・・」
「まったく・・・わからない人ね。同意を求めるようじゃ、失格ね」
「・・・失格者と呼んでくれ・・」






レイプじゃなきゃ感じない女



BYナリハラ
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Posted by PSPスタッフ at 11:05│Comments(0)
 
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