2011年03月30日
KAZU
44歳のKAZU選手がピッチに立った時、多くの人が「彼にゴールを決めて欲しいな・・」と、思ったに違いない。
しかし、サッカーはそんなに甘くはない。
ピッチに立つすべての選手がゴールを狙っている。
「俺が決めてやる」
小野も小笠原も本田も李も、血に飢えた狼のようにゴールを狙う。
サッカーはバスケと違って、ゴールがなかなかうまれない競技だ。
後半途中からピッチに立ったKAZU選手には、もちろんチャンスは多くなかった。
いや、チャンスは一回だった。
チャンスは、その一回きりだった。
トゥーリオが落としたボールが、ディフェンスの間に。
キーパーと1対1。
そのチャンスをものにするのがKAZU選手のすごいところだろう。
しかも、チャリティーマッチとはいえ、日本中が注目するゲームでだ。
東北の方々に、精神的勇気を与えるゲームでだ。
そのゲームで、ゴールを決めるなんて、まるでシナリオが存在するのか?と、思ってしまう。
鳥肌がたちました。
KAZU選手は44歳でありながら、いまだに現役にこだわる。
まだまだ、力がありながら、さっと身を引く中田英寿選手とは、対照的だ。
どっちが良い悪いじゃないけど、KAZU選手の泥臭い生き様に、カッコよさを感じてしまう今日この頃です。
もちろん、昔のような体のキレはないけど、昔のような瞬発力も衰えたけど・・・やる。
やるかやらないか?
やる。
なんか、東北の方々だけじゃなくて、俺も含めて、日本中の40代50代60代にまで、魂が伝わる存在だ。
「よし、俺も・・」と、思わせてしまう存在だ。
「さて・・・ロックバンドやるぞ・・」と、思わせてしまう存在だ。
KAZUダンスもよかったね~。
男の生き様を、感じさせてくれるKAZU選手に、ありがとうと言いたいね。
みんな、元気出して行こ・・・・。
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Posted by PSPスタッフ at 12:03│Comments(0)