PROJECT of PASSPORT

日本のように、四季がある国で、やはりメインは夏なのだろうか？
主役が『夏』であり、この夏という季節を中心に、毎月カレンダーはめくられるのだろうか？
そして、各自、「ねえねえ、今年の夏はどうだった？」「どっか、海行った？」「夏祭りで浴衣着た？」など、夏の終わりでしかありえない会話をかわすのでしょうか？
夏好きですか？
俺は、夏の始まり（例えば５月の夏日）は、好きです。
「おっ、なんか今日夏っぽいね・・」
などと、つぶやき、ビーチボーイズなどを聴き、「今年も、夏来るよな～」と、ひとり思いを馳せます。
しかし、実際、夏になってみると、「暑い！」。
ここ数年は、特に「暑い！」。
だから、俺は好きじゃない。
暑すぎ。
人間が、耐えうる暑さじゃない事も感じる。
秋風が吹き抜けると「あ～、やれやれ、やっと終わったぜ・・」と、思ってしまう。
でも、今年は、そんなことなかったな～。
たまには、こうゆう「あまり暑くない夏」も、なくっちゃね・・・。




甲子園について少々・・・。
今年の甲子園は、すごく感動したな・・・。
地元県岐商が、ベスト4までいったってこともあるけど、決勝の中京大中京対日本文理の最終回なんて、鳥肌立ちましたよ。
まさに、筋書きのないドラマとは、よくいったものだね。
俺が好きなシーンを一つあげるならば・・・。
準決勝、県岐商対日本文理の最終回、２―０、２アウトで、県岐商の背番号１７番の代打。
たぶん、想像するに、彼にはそれまで出番はなかった。
監督も、「もう、最後だから・・」との想いで、１７番を出してあげる。
高校野球ではよくあるんだけど、いわゆる『出してあげる』的な代打。
しかし、１７番は二塁打を打ち、走者を返し１点を取り、大声援の中、セカンドベース上で、今にも泣きそうな顔。
たぶん１７番は、この先、野球を続けるかどうかわからないけど、彼の人生において『光り輝く金字塔』と、なったことでしょうね。
彼の、なきそうな顔は、今でも脳裏に焼きついています。
主役の影では、数え切れない脇役たちが、存在している。
ベンチにすら入れない選手もたくさんいる。
その、脇役たちの夏も終わる・・・。



人間の進化を感じたのが、『ボルトの9.57秒？』。
もうこれ以上は、無理なんじゃないかな？
１００メートルだろ？
マラソンならば、まだ、世界記録的な可能性は残されていると思うけどさ、１００メートルだろ？
これ以上は、望めないような気がしてならない。
昔、カールルイスとベンジョンソンの１００メートルが懐かしいな。
足が速いという特技は、勉強ができる、とかに匹敵するインパクトがある。
学校でも、リレーで、華麗に抜いてゆく奴は、花形だしね。
今、１００メートルどのくらいで走れるんだろう？
タイムを計りたい、衝動にかられる。
それで、どうなるっものでもないけど、知りたい、自分のタイムを。
そして、ボルトとの差を、認識したい。
ストップウオッチ、誰か持ってない？




ただいまのBGMは、『真夏の果実、サザンオールスターズ』。


夏も終わるね・・・。













BYナリハラ