バッティングセンターシンドローム
バッティングゲージがあると、絶対入ってしまう。
「よ~し」とか言いながら。
もう、真剣である。
気分は、イチローだ。
打ち返した球が、
ヤンキースタジアムの2階席に届くことを、イメージしながら打席に入る。
「さあ、いらっしゃい、坊や・・」である。
そして、ピッチングマシーンの球が、まじかに来たとき、現実を知る。
「あれ?どうしたんだろ?」
「なんで、あたんねえんだろ?」
「今日はどうも調子悪いな?」
なんて
、誰も聞いていないのに、独り言的言い訳をする・・・。
バッティングセンターシンドローム・・・。
さて、正直、現実的に考えて、まず、
100キロのストレートから・・・。
「うんうん、まずまず」、センター方向にいい感じの打球だって飛ぶ。
それでは、
120キロストレートゲージへ。
ここで、すでに半分挫折・・・。
「あれ?早い!・・・」
「なんで、前に飛ばない?・・」
バットの根元に当たったボールで、手がしびれる。
悪戦苦闘の末、なんとか、120キロでも、対応できる?
次に
、『実戦ゲージ』
ランダムに、ストレート、カーブ、フォークが投げ込まれる。
ストレートは、120キロ設定。
これが、むずかしい。
難しいって言うか、できない。
緩急を使われると、無理。
俺には無理。
残念でした、お疲れ様。
と、そんな感じです。
もし、
ダルビッシュの球を打席で見たら、きっと逃げ出すんだろうな。
打てるとか打てない、なんて話じゃないだろうな。
「逃げ出すか?立っていられるか?」って、話だろう。
150キロ台のストレート、しかも硬式球(頭に当たったら死ぬ)、当たり前だけど、プロの選手はプロだ。
こちらは、
ピッチングゲージ。
9個の的に当たればOKです。
結果は、良くて4枚抜きくらいか?
手の握力が、だんだんと失われつつあります。
気分は斉藤祐樹でしたが、
体が出川哲郎でした・・・。
ちなみに、
ラウンドワンです。
BYナリハラ